工房オープンに向けて-動機-

織りたい時に、織りたいように、ひたすら織る
そんな制作の時間を重ねて今
自分のこと以上に、誰かを思いながら織ることがとても楽しくなっています。

最近では、個展の度にワークショップを行っています。
作品を介して生まれる会話の中に、少なからず技術的な質問をいただくのですが
言葉以上に実際に織っていただく体験をもって伝えたいと考えたのがキッカケです。
そうして、織ることの楽しみ、技術や理屈を踏まえながら、それでいて自分の想いを軸に創作することの喜びを共有してきました。
毎回ご参加くださる方や、ようやくスケジュールが合いました、と心弾ませてくださる方、またやってくださいね、と言ってくださる方、、、。
もともと、人より「共有したい欲」が強いとは認識していましたが、たくさんの気持ちに支えられながら、よりその想いを強くしています。
自分がこれまでに得てきた技術や知識、情報をもっと共有できる場を作れないだろうか。
それが僕だけではなく、関わるみんなで共有しながら、与え合いながら生まれる心地よい循環を作ることはできないだろうか。
いつか、そんな場を作りたい。
自分の工房を開きたい。
いつの間にか、そんな想いを抱くようになっていました。

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-このアトリエも来週で引っ越し-