新年度

新年度はとても嬉しい出来事から始まりました。
男女が暮らしを共にし、家族になっていく過程には言葉にはしつくせない感情や出来事があるのだと思います。
出会った頃の彼は大学生。
今は愛する女性を支える立派な男性になっていました。
派手さはない、でも思いやりに溢れた、ここちよい式でした。
愛の存在を感じることができる。
これ以上の出来事なんてあるのだろうか。
愛を与えられて生きてきました。
僕も、そんな男になりたい。

京都の町並みもまたとても華やかで、歴史を直接感じることのできる貴重な土地なのだと感じました。
円山公園(画像)は映画にあるような景色がたくさんあるんですね。
いわゆる観光地なのかもしれませんが、つくられた場だけではない空気がありました。

僕は、独立して一年が経ちました。
緩やかに、めまぐるしい変化の多い一年でした。
そうしてここから始まる一年もきっとそうなのだと思います。
晴耕雨読ならぬ、晴畑雨織。
朝は日の出と共に起き、日が昇りきる前に畑仕事を終わらせ、日中は制作に勤しみ、日が暮れたら夕食の支度をし、夜は暮らしの手仕事と共に一日を終える。
そんな思い描いた暮らしには程遠い日々でしたが、愛する人と出逢いました。
母の逞しさを知りました。
生まれたばかりの子猫がやってきました。
大きな織機で織り始めました。
仲間がたくさん増えました。
自分だけの都合で動けることは減りましたが、これまで以上に豊かな日々です。
いつの間にかこうして夢は形になっていくのかもしれません。
楽なことは無いけれど、楽しい時間が溜まっていく。
人生を使っているという実感。
見えない未来に向かって進めるということ。
感謝しかありません。

7月を目標に、つくばで工房を開きます。
織りたい人が、織りたいように織れる場所。
僕が織りに感じた無限の可能性を共有できる空間を創りたいと思います。
足りないものを求めずに、今あるものを抱きしめて。
満足することなく、乾くことなく。

ブログではまとまった事柄を、SNSでは日々の断片をお知らせしていきます。
楽しみのひとつにしていただけるよう、重ねてまいりますのでぜひご贔屓に。

これからも変わらずに、変化と共に。