この場所での展示会も早6回目。
つくばに戻ってきて2年目からのご縁が続いています。
ご縁とはいえ、始まりは偶然ではなく僕がShingoster LIVINGの門を叩いたことがきっかけでした。
東京で暮らして14年。
それはつくばから離れた時間でもあって、志高らかに戻ってきたはいいけれど、僕が生まれ育った街とは随分様相が変わっていて、地元の今を知ることから始めました。
そうして様々な個人店の存在を知り、それぞれの姿勢があることを感じ、その中でも一際力強く在ったShingoster LIVING。
憧れに似た感情を抱きつつ、お客として何度も通い、空間と自分との距離を確かめ、届くか届かないか、そんな予想などできないまま手を伸ばしました。
常設展、様々な力強い作家さん、ブランドさんたちの中に肩を並べることはできるのだろうか。こんなセレクトをする人たちに、僕が織る巻物はどう見えるのだろうか。
その緊張を解くかのように、場は静かに進み、つくばに暮らしを移した僕たちに夫婦展という想像もしていなかった新しい形を与えてくれました。
そしてそれから、夫婦展は合同展として、都内や大阪での展示会でも行うようになっています。
人が人と出会い、ものを通してまた人が繋がり、場が生まれていく。
その場から続いていく確かな繋がりは、土地に足がついた安心感を与えてくれます。
こんな日々が僕たちにやって来るなんて。
会期もあっという間に折り返しています。
気持ちを会場に向けつつ、今日も機を動かします。

shingoster LIVING （JUCO.との合同展）
会期：11/3(木) 〜11/13（日） ※月、火曜定休
時間：13:00 – 18:00
住所：茨城県つくば市小野崎448-1