お手入れ方法

青山展、大阪展無事、終えることができました。
tsutaeのストールを手に取ってくださったみなさま、ありがとうございました。
ご来場くださった方々も、お気持ちを寄せてくださった方々も、本当にありがとうございます。
展示会は毎年のことですが、未だに慣れることはなく、いつだってドキドキしながら準備しますし、不安と共にあるものです。
しかしながら、初日を迎え、会期を終え、感謝と共に来シーズンへ想いを馳せることができるのは、紛れもなくみなさんのおかげです。
まだまだ、今期の展示会は続きますが、ひとまず無事にスタートを切れたお礼を申し上げます。

年を重ねるごとに、技術や工程、素材への興味は深まる一方ですが、基本的に残糸をメインに使うスタイルは今の所変わっておりません。今期から、作品の下げ札にお洗濯方法や注意事項など明記するようになりましたが、改めてこちらでもストールのお取り扱いについてお知らせいたします。
以下、ご一読頂き参考にしていただけますと幸いです。

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tsutaeのストールは主に残糸を使用しています。
残糸以外で一般に流通している糸も良いと思ったものは選んでいますが、それぞれに縮絨率、太さ、撚糸の工程など様々です。
それらを、いわゆる一般的な「品質管理」の概念にとらわれずひとつの作品に織り込むことでtsutaeの作品は生まれています。
組成も残糸を多様しているため、厳密には表示しきれない部分があります。
こういった理由から、時にクリーニング店でも思わぬ変化を招くことがあります。

お買い上げ時の風合いを長くお楽しみいただくためにも、ご面倒ではありますがご家庭でのつけおき洗い、押し洗い、振り洗いなど、できるだけ作品に刺激を与えないお洗濯方法をお勧めしております。

-お洗濯方法-
常温かもしくはぬるま湯に洗剤を溶かし、そこへ作品を5分〜10分ほど浸けます。その後優しく、押し洗い、振り洗いなどで汚れを浮かせ、すすぎます。
脱水は1~2分ほど軽くしていただければ大丈夫です。
(あまり長くするとシワがついてしまいます。)
シワが気になる場合は干しながら形を整えていただくか、スチームアイロンで蒸気をしっかりと当ててシワを伸ばしてあげてください。

食べ物やソースなどの強い汚れでない場合は上記の限りではありません。
もし濃い色の液体で汚れた場合は、なるべく早く洗剤液(身近になければ水でも構いません)で汚れを浮かせ、ハンカチなどで汚れを叩き吸い取ってください。
シーズンオフでのお手入れは、よく晴れた日に作品の毛を立たせるように数回広げて振ったあと、天日干しを1時間ほどして湿気を飛ばし、湿度の低いところへ保管してください。
tsutaeの作品を手に取ってくださった方々とは、僕が死ぬまで責任もってお付き合いさせていただきたいと考えています。
どんな小さなことでも構いませんので、気になることや不安なことがありましたら、ご連絡くださいませ。

お問い合わせはこちらから  →    ◯◯◯

冬の寒さが待ち遠しくなるようなストールを、これからも織り続けられるよう精進を重ねます。