Crafterという本

Crafterという本があります。
ご縁が重なってこの本のことを先日知りました。
クラフトフェアについて
グループ展をすることについて
作品を流通させることについて
これまで三号出ているのですが、それぞれ一号ずつに掘り下げた内容を掲載されています。
とても読み応えがあるのですが、実はこういったものって今まであえて見ないようにしていたところだったりします。
だって、そうやって色々なものが画一化されていくんでしょう、って思っていたから。
何も知らぬまま、ただただ自分の表現を突き詰めていったらたまたま何処かの何かと似たようなものになった、っていうのなら全然かまわないのだけれど、そういった情報を仕入れながらだと、どんどん影響されていってしまうのではないかって。
そうして自分の作るものがいつの間にか「どこかのだれかがつくったもの」に似ていってしまうなんていやだーって思っていました。

でも、もう大丈夫。
どんなものでも、僕が手と心を動かして形にしたものなら僕の作品なんだって胸を張って思えるようになりました。
それがtsutaeのお品物なのです、って思うのです。
そうして、今、僕が読むべきものだから、僕は出会ったのだろうなーと思うのです。
だから、ちゃんと読んで、飲み込みたい。
まだ全部は読んでいないのですが、とても濃く、深い内容が詰まっていると感じます。
良い本と、人と、出会えました。