Just by hand.

吉祥寺での個展が終わったらすぐに今度は企画展
振り返る間もないことがありがたい
9月から始まった作品展続きも間もなく大団円を迎えます

明確な意思の元にセレクトされた古着たち
週ごとにテーマを設けられた店内
Leather and Laceに通いだしたのは3年前だったでしょうか

何度も脚を運び、その度に僕の心をつかんでくれるセレクトの中にニットがあります
織物をしている僕は編物ができず
編むことで生まれる表情は織物では表現できないもののことが多く
しかも手編みのものに生まれるどことなく不揃いな編み目や独特の図案、配色には目を見張ることが多いです
縫製をせずとも形が作り上げられていく過程にもまた思いを馳せてしまいます

世界各国に存在するのは手織りも手編みも同じですが、ということは、それを扱う人間によってどうとでも形を変えることのできる手法であるのが両者の共通点
そして、とてもプリミティブな作業によって生まれるものであるということ

世界の中でもイギリスをメインに古着をセレクトしているLeather and Lace
イギリス人の暮らしとニットの関係がどれほどのものかはわかりませんが、そこでセレクトされてくるニットたちは、いつも僕の心をときめかせてくれる
それは、セレクトする人間の審美眼とその物の裏側にまで意思を向ける姿勢がそうさせるのではないかと思っています

12/3.4 共に両店主が終日在廊しているので、その物たちの背景や過程、色々とお話してみてくださいね
右から左へ流れてしまう物ではなく、来年はもう身につけられなくなるような物でもないものたちが並びます
僕も新作の腰まで隠れる大きなストールたくさん織りました
たくさんの方に見てもらいたいし、身につけてもらいたいです

明日の搬入に向けて、もう1本織り上げたいところです。

 

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facebookイベントページにて詳細をアップしています。
よろしくお願いいたします。